中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は27日までに新たに512人が確認され、累計で11万9898人になりました。
1日の新たな感染者512人のうち、国内での感染は477人、海外からの入国者は35人でした。
地域別には、ソウル116人、京畿道(キョンギド)191人、仁川(インチョン)14人と、首都圏だけで全体のおよそ67%にあたる321人に上りました。
死者は3人増えて、合わせて1820人になり、韓国の致死率は1.52%になりました。
全海澈(チョン・ヘチョル)行政安全部長官は27日の中央災害安全対策本部の会議で、「ここ1週間のPCR検査での陽性率は1.88%と、6週連続で上昇している。クラスター=集団感染の発生の割合は、1か月前より15ポイントほど減少したのに対して、家族や知人など感染者との個別的な接触による感染の割合は、44.7%とことしに入ってもっとも高くなっている」として、特定の地域や集団での発生ではなく、全国的、散発的に感染が広がっていることへの懸念を示しました。
全長官は、「個人的な集まりを自粛し、感染防止対策を徹底することがいつにも増して重要だ」と強調しました。