インドで、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることを受け、政府は、インドに、診断キットなどの医療機器を支援することを表明しました。
インドでは26日、1日に確認された新型コロナウイルスの感染者がこれまでで最も多い35万2991人と5日連続で30万人を超えるなど、危機的な状況に陥っています。
このような事態を受けて、韓国政府は、インドに、酸素を発生させるシステムや診断キットなど、数百万ドル規模に当たる医療機器を提供する方針を決めました。
外交部の崔英森(チェ・ヨンサム)報道官は、インドが新型コロナウイルスに対応できるよう、今後も引き続き緊密に協力していく考えを示しました。
また、インド駐在の韓国大使館と連携し、インド在住の韓国人のために、不定期便を運航するなど、必要な支援策を多角的に推進していると説明しました。
外交部によりますと、現在インドに滞在している韓国人は、およそ1万人で、このうち新型コロナウイルスに感染した人は、26日時点で、114人にのぼり、このうち37人が現地で治療を受けています。