韓国で、新型コロナワクチンの1回目の接種を受けた人が、接種開始からおよそ2か月で、300万人を超えました。
新型コロナウイルス予防接種対応推進団によりますと、新型コロナワクチンの1回目の接種を受けた人は、29日午後3時時点で、301万2654人と推計されました。
政府は、これまで、11月中に集団免疫を獲得するために、4月中に300万人、6月中に1200万人に対する接種を終える計画を示してきました。ことし2月26日に、イギリスのアストラゼネカ製ワクチンの接種が始まってからおよそ2か月で、政府が目標としていた300万人を超えたことになります。
ワクチン接種のペースも加速しています。ワクチンの1回目の接種を終えた人の数は、接種開始から38日後の今月5日に、100万人を超え、さらに17日後の22日には、200万人を超えました。200万人から300万人に増えるまでの期間は約1週間で、100万人が接種を受けるのにかかる時間が着実に短縮しています。
推進団は、ワクチン接種のペースが加速していることについて、予防接種センターを追加で設置したことや、接種を委託した医療機関を早期に運営するなどして対応能力を強化した結果であり、政府を信じて積極的に予防接種に臨んだ国民と、予防接種を安全に実施した医療従事者のおかげであるとしています。
そして、今後も国民が安心して予防接種を受けられるよう、医療界と連携して副反応の発生をモニターし、被害の補償を続けていくと述べました。