政府は30日、新型コロナウイルスの感染予防対策「社会的距離の確保」の現行措置と5人以上の私的な集まりを禁止する措置を、来週からさらに3週間維持する方針を決めました。
洪楠基(ホン・ナムギ)国務総理代行兼経済副総理は30日、中央災害安全対策本部の会議で、「1日当たりの新たな感染者がきのうは661人に上るなど、緊張を緩めることはできない状況だ」としたうえで、「5月はこどもの日や父母の日、釈迦誕生日などの祝日があり、感染がさらに広がる恐れがある。この1週間施行してきた特別防疫週間をもう1週間延長する」と述べました。
「社会的距離の確保」のレベルは現在、首都圏が上から3番目の第2段階、首都圏以外は上から4番目の第1.5段階となっています。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は30日午前0時までに新たに661人が確認され、累計で12万2007人になりました。
新たな感染者661人のうち、国内での感染は642人、海外からの入国者は19人でした。
韓国では29日、新型コロナワクチンの接種開始からおよそ2か月で、1回目の接種を受けた人が300万人を超えました。
政府は、高齢者、高危険群、防疫・医療従事者などを対象に、6月末までに1200万人の接種を滞りなく進めるとしています。