文在寅（ムン・ジェイン）大統領が就任から丸４年を迎えて行った特別演説に対して、韓国の経済団体の多くは歓迎の意を表し、さらなる規制緩和を求めました。
文大統領は10日、大統領府青瓦台で特別演説を行い、「新型コロナウイルスからの経済回復が庶民の暮らしに繋がるよう取り組み、雇用回復や格差、不平等の解決に尽力する」と述べました。
これについて大韓商工会議所は、「経済の確実な回復のために拡張財政や早期の企業投資支援などを宣言し、新産業や革新ベンチャーを支援する意志を明らかにしたことは適切な方向だ」と評価しました。
また、韓国経営者総協会も「大統領の経済飛躍に向けた政策意志の表明が、民間部門の経済活力の促進に追い風となることを願いたい」と期待を示しました。
また「経済のV字回復のためには、これまで強化された雇用やセーフティーネットの制度的な基盤と土台に、企業の活力を高めることに集中すべきだ」と求めました。
韓国貿易協会も文大統領の演説に対し、「韓国経済が回復と包容、飛躍の道へと進むための正しい方向だ」として、歓迎の意を表しました。
そのうえで、「残りの任期の間、政府が企業とのコミュニケーションをより強化し、規制革新や制度的支援をリードしてほしい」と強調しました。