韓国とイスラエルが12日、FTA=自由貿易協定に正式に署名しました。
産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長とイスラエルのペレツ経済産業相の間で署名式が、この日ソウルで行なわれました。
これで韓国は、アジアで初めてイスラエルとFTAを締結した国になります。
両国は、2016年5月にFTA交渉を開始し、2019年8月に交渉が妥結しました。
FTAが発効すれば、韓国は輸入品目全体の95.2%で関税を撤廃し、イスラエルは95.1%の関税を撤廃することになります。
なかでも、韓国からの主な輸出品である自動車や自動車部品、繊維、化粧品に科される関税が即時撤廃され、現地市場での競争力が高まることが期待されます。
政府は、年内にFTAを発効することを目指し、残る手続きを進めていく方針です。