韓国人船長が乗った漁船が、西アフリカのガーナ沖で海賊に拿捕(だほ)されました。
外交部によりますと、ガーナ船籍のマグロ漁船「アトランティック・プリンセス」は19日午後6時半ごろ、ガーナの首都アクラの東にある沿岸都市テマの沖合いで海賊に乗っ取られました。
この船にはあわせて30人の乗組員が乗っていて、このうち韓国人船長と船員の中国人3人、ロシア人1人の合わせて5人が拉致されたということです。
外交部は本庁に在外国民保護対策本部を、現地公館に非常対策班を設置し、ガーナやナイジェリア、ロシアの当局と緊密に協力しながら拉致された5人の釈放に向けて全力を傾けるとしています。
ギニア湾沖では去年だけで、ナイジェリアの海賊による韓国人船員の拉致事件が3件発生しています。