アメリカのモデルナ社が開発した新型コロナウイルスワクチンの使用が韓国で許可されました。
食品医薬品安全処は21日、モデルナ社のワクチンに関する最終点検委員会を開き、安全性と有効性を検討した結果、韓国での使用を許可することを決めました。
臨床試験の最終結果報告書を提出することを条件としています。
これで、韓国で使用が許可されたワクチンは、ファイザーとアストラゼネカ、ヤンセンに、新たにモデルナが加わり、あわせて4種類となります。
モデルナ社のワクチンは、ヨーロッパやアメリカなど39か国とWHO=世界保健機関から条件付きの許可または緊急使用承認を受けています。
食品医薬品安全処によりますと、臨床試験の結果、モデルナ社のワクチンの予防効果は94.1%だということです。
副反応については、頭痛や筋肉痛、発熱など、ワクチン接種後に一般的にみられる軽い症状がほとんどで、重い症状が出たケースとして顔の腫れが2人に現れるなど9件がありましたが、臨床試験の資料を提出した時点では全員回復に向かっていたということです。
顔の腫れについては、皮膚の細い線やしわを滑らかにし、頬や唇を強化するために「フェイシャルフィラー」を投与した人で現れ、食品医薬品安全処は、これを使用上の注意事項に記載したということです。