韓国の輸出企業数が去年、初めて減少に転じたことがわかりました。 
統計庁と関税庁が25日に発表した「2020年企業特性別貿易統計」によりますと、去年の輸出企業の数は、おととしに比べて0.4％減って、9万7012社だったということです。
輸出企業数が減ったのは、統計を取り始めた2010年以来、初めてのことです。
輸出企業の規模別に見ますと、大企業は3.1％増えて885社、中堅企業は8%増えて2194社、中小企業は0.6%減って9万3933社でした。
輸出額は、5.5％減って5112億ドルでした。
このうち大企業の減少幅は、原材料と消費財を中心に7.3％、中堅企業は0.3%、中小企業は5.5%それぞれ減少しました。
輸出額で上位10社への貿易集中度は、0.8ポイント上昇して35.4%でした。
統計庁の関係者は、「去年、半導体の輸出が伸び、上位10社への貿易集中度が高まった」と説明しています。
一方、輸入企業数は去年、3.2％増えて19万8890社でしたが、輸入額は7.2%減って4600億ドルでした。