韓国のオンラインショッピング市場では、デリバリーなどの飲食サービスが最も大きく成長したことがわかりました。
統計庁と食品業界のまとめによりますと、ことし第１四半期のオンラインショッピングの取り引き額は44兆7000億ウォンで、前の年の同じ時期に比べて21.3％増加しました。
このうち、インターネットやモバイルで食べ物などを注文する飲食サービスの取り引き額は５兆9000億ウォンで71.9％の増加となり、最も大きな増加幅を記録しました。
新型コロナウイルスの影響で、飲食分野での非対面消費が拡大したことや、デリバリーアプリケーション各社のサービス競争などが背景にあるとみられています。
飲食サービスのほかには、自動車・自動車用品（35.3％）、家電・通信機器（35.2％）、農畜水産物（34.9％）、スポーツ・レジャー用品（32.1％）などの取り引き額が増加しました。
一方、旅行・交通サービスの取り引き額は34.4％減って最も大きな減少幅となり、文化・レジャーサービスは25.7％減少しました。
そのほか、ファッション用品・アクセサリー（－6.0％）、化粧品（－3.8％）などもコロナ禍の長期化の影響で取り引き額が減少しています。