ハンガリーのブダペストを流れるドナウ川で、韓国人観光客など33人が乗った遊覧船が沈没した事故から2年となった5月31日、現地で、追悼行事が行われました。
ドナウ川にかかるマルギット橋の横に、事故の犠牲者を悼む慰霊碑が立てられました。
慰霊碑や追悼行事の費用は、ハンガリー政府が全額負担したということです。
追悼行事に出席した外交部の崔鍾文(チェ・ジョンムン)第2次官は、事故発生直後から、追悼式開催や慰霊碑建立に至るまで、ハンガリー政府と国民が、手厚く支援してくれたとして、感謝の意を示しました。
そのうえで、今回の事故に関連する法的手続きが公正かつ速やかに行われるよう、ハンガリー政府に呼びかけました。
2019年5月29日、ブダペストを流れるドナウ川で、韓国人観光客とガイド、33人とハンガリー乗務員2人が乗った遊覧船がクルーズ船に追突され、韓国人25人が死亡、1人が行方不明となっており、ハンガリー人の遊覧船の船長と、乗務員2人も死亡しました。
事故を起こしたクルーズ船の船長に対する裁判が、去年3月から、ハンガリーで行われていますが、新型コロナウイルスの影響で、裁判の進行に遅れが出ています。