新型コロナウイルスの感染拡大で、学校ではオンライン授業が大きなウェートを占めている中、基礎学力が不足している子供の割合が増えていることが教育部の調査でわかりました。
兪銀恵(ユ・ウネ)副総理兼教育部長官は2日、 去年11月に、中学3年生と高校2年生を対象に行った学力検査の結果を公表しました。
毎年行われる学力検査は、中学3年生と高校2年生を対象に、国語、数学、英語の3つの教科に対する学力を検査し、学力は、▲優秀、▲普通、▲基礎、▲基礎学力未達の4つの段階に分けられます。
去年の学力検査では、中学の数学の除いたすべての科目で、「基礎学力未達」と判定された生徒の割合が、大きく増えています。
中学3年生の「基礎学力未達」の割合は、国語が6.4%と前年より2.3ポイント増えており、英語は7.1%と、前年より3.8ポイント増えています。高校2年生の場合、国語は前年より2.8ポイント増えた6.8%、数学は、前年より4.5ポイント増加した13.5% 、英語は前年より5ポイント増加した8.6%でした。
教育部は、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化することで、学校で対面授業を行う日数が減ったことが、学力低下につながっているとみて、2学期にはすべての児童生徒が登校授業を受けることを目指し、準備を進めていく方針を示しました。