先月5月の降水日数は、5月としては過去最多となったことがわかりました。
気象庁によりますと、ことし5月の降水日数は、14.4日で、1973年に統計を取り始めて以来、5月としては最も多くなりました。また5月の1か月間に降った雨の量は、142.4㎜で、これまでで7番目に多くなっています。
ことし5月に雨の日が続いたのは、大気の上層部に、冷たく乾燥した空気が居座っていたため、定期的に冷たい空気が下へ移動し、低気圧が発生し大気が不安定になったことが要因であると気象庁は分析しています。
一方で、日本では、平年より早く梅雨入りが宣言されたことや、中国内陸部で集中豪雨が発生していることについて、気象庁はは、大量の水蒸気の供給や北太平洋高気圧の北上などが影響しているとして、今後、気象の分析を強化する必要があると指摘しました。