韓国の先月5月の消費者物価の上昇率は2.6%で、9年ぶりとなる上昇幅を記録し、インフレに対する警戒感が高まっています。
統計庁によりますと、先月の消費者物価指数は107.46(2015年=100)で、前の年の同じ時期に比べて2.6%増加しました。これは、2012年4月(2.6%)以降、9年1か月ぶりとなる上昇幅です。
ことしの物価は1月0.6%、2月1.1%、3月1.5%と徐々に上昇幅が拡大し、4月(2.3%)、5月と2%台の上昇幅が続いています。
物価上昇の主な理由として、去年の水害などによる農作物の不作や鳥インフルエンザの影響で農畜産物の価格が大幅に上昇したことがあります。
農畜産物の価格は前年に比べ12.1%も上昇していて、とくにネギは130.5%、卵は45.4%も高騰しています。
また、石油製品の価格も23.3%と上昇し、2008年8月(27.8%)以降、最も高い上昇幅となりました。
市民が肌で感じる生活物価指数も3.3%上昇し、2017年8月(3.5%)以降、最も高い上昇幅を記録しました。
政府は消費者物価の上昇について、去年5月、異例の石油安などで物価の変動がマイナス(-0.3%)を記録したことに触れながら、「ベース効果による一時的な現象だ」としてインフレに対する懸念を否定しています。
ただ、原材料価格の上昇や「リベンジ消費」など、物価上昇の要因が依然として残るため、あらかじめインフレに備えるべきとの声も出ています。