中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は8日までに新たに454人が確認され、累計で14万5091人になりました。 
新たな感染者454人のうち、国内での感染は435人で、残りの19人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル139人、京畿道（キョンギド）125人、慶尚南道（キョンサンナムド）48人、大邱（テグ）33人などでした。
1人の感染者から何人に感染が広がるかを示す「実効再生産数」は、先週と同じ0.97でしたが、首都圏では、2週間ぶりに再び1を上回り、拡大傾向にあることを示しました。
一方、新型コロナワクチンの接種が急速に進むなか、中央災害安全対策本部は、「新型コロナワクチンの接種が進んでいることが、緊張の緩みにつながってはならない。接種を済ませた安心感が感染拡大を招く恐れがある」として、警戒を示しました。
新型コロナワクチンの1回目の接種は、7日いち日で、新たに85万5000人あまりが受け、1日の接種人数としてはこれまででもっとも多くなりました。
7日までに1回目の接種を済ませた人は845万5000人あまりで、2回目まで済ませた人を合わせると、1000万人を超えました。
政府は今週中に国民の20％に当たる1000万人以上が1回目の接種を終えるとみています。
来月からは、保育所や幼稚園、小中学校・高校の教職員、高校3年の受験生、50代の人を対象とする接種が始まります。