中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は28日までに、新たに501人が確認され、累計で15万5572人になりました。
1日の新たな感染者数は、6日ぶりに600人を下回りましたが、前の週の同じ曜日よりも144人多くなっていて、検査数の少ない週明けの感染者数としては以前より多くなっています。
新たな感染者501人のうち、国内での感染は472人で、残りの29人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル179人、京畿道(キョンギド)157人、仁川(インチョン)30人と、首都圏だけで全体の77.5%に当たる366人でした。
死者は2人増えて、合わせて2015人になり、韓国の致死率は1.30%になりました。
政府の感染防止措置「社会的距離の確保」が来月から緩和されることや、感染力が従来型より強いとされるデルタ株の変異ウイルスが韓国でも広がっていることから、今後、流行がさらに拡大するのではないかという懸念の声が出ています。
一方、27日までに新型コロナワクチンの1回目の接種を済ませた人は、総人口の29.8%に当たる合わせて1529万302人になりました。
2回目の接種まで済ませた人は、総人口の9%に当たる464万3951人になりました。
政府は上半期の1回目の接種が予定通り進んでいるため、7月中旬までは2回目の接種に集中し、同時に、下半期の1回目の接種を準備する方針です。