韓国政府が韓国のことしの経済成長率の見通しを4.2%に上方修正しました。
政府は28日に公表したことし下半期の経済政策報告で、ことしの経済成長率を、去年12月に公表した見通しから1ポイント上方修正して、4.2%と予測しました。
これについて政府は、「ことし上半期に輸出を中心に予想を上回る成長が続いたため、1月から3月期に、新型コロナ前のGDP=国内総生産の水準を回復した。厳しかった内需や雇用も次第に改善に向かっている」と説明しました。
また下半期にも、世界の景気拡大や半導体産業の好調などが続き、回復基調が強まるという見通しを示しました。
具体的には、ことしの輸出は、去年より18.5%増えて6075億ドルと、過去最大となる見通しです。
経常収支は、貿易収支の黒字が続くほか、サービス収支も改善することから、去年より小幅ながら拡大して770億ドルの黒字となりそうです。
内需は、政府の政策的努力などに支えられ、民間消費が2.8%増加し、新型コロナ前の水準を回復すると見込みました。
しかし、飲食や観光など対面サービス業の回復が遅れ、産業別に回復のスピードが異なるうえ、低所得者層の雇用など新型コロナによる格差が依然として広がっていることから、新型コロナ前の成長路線に復帰するためには、政府の政策的努力が必要だと指摘しました。
来年の経済成長率の見通しについては、3%としました。