中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は29日までに新たに595人が確認され、累計で15万6167人になりました。
1日の新たな感染者595人のうち、国内での感染は560人で、残りの35人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル201人、京畿道(キョンギド)228人、仁川(インチョン)17人と、首都圏だけで全体のおよそ80%に上りました。
こうしたなか、首都圏では来月1日から特別感染防止対策が取られます。
ソウル市は、保健所の選別診療所の運営時間を延長するほか、クラスター=集団感染の発生に備えて、現地に選別検査所を設け、担当する医療チームの編成を支援します。
また来月1日から2週間、遊興施設、飲食店、カフェ、カラオケボックスなどへの集中点検を行い、違反が摘発されれば、過料を科し、集合禁止などの措置を取る方針です。
京畿道は、コールセンターや物流センターなど、感染拡大のリスクが高い事業所にセルフ検査キットを配布します。
また遊興施設の従事者や学習塾の講師などに対して、週1回PCR検査を受けるよう勧めるということです。