女性公務員に対するセクハラ行為で起訴された前釜山(プサン)市長の呉巨敦(オ・ゴドン)被告に対し、1審で懲役3年の実刑が言い渡されました。
釜山地裁は29日午前、「被害者に対する優越的地位を利用した、権力による性暴力に該当する」として呉被告に対して懲役3年を言い渡し、法廷で身柄を拘束しました。
与党「共に民主党」所属の呉被告は2018年11月、釜山市の女性職員に対してセクハラ行為を行った罪に問われ、また翌12月にもこの職員に対して再びセクハラ行為をしようとしたとして未遂の罪に問われていました。
また去年4月には市長室で、別の女性職員に対してもセクハラ行為を行い、この職員にPTSD=心的外傷後ストレス障害などを負わせた傷害罪にも問われていました。
呉被告は去年4月の総選挙直後に、セクハラを認めて、市長を辞任しています。