新型コロナウイルスの変異株の流入を防ぐため、政府は29日、インドやパキスタンなど、変異株が流行しているとみられる国を新たに4か国指定し、これらの国からの入国者について、自主隔離免除の対象から除外するなど、感染防止対策を徹底する方針を示しました。
ワクチン接種者の隔離免除制度の見直しによって、来月1日から、海外でWHO=世界保健機関の緊急使用の承認を受けたワクチンの接種を終えた人で、ビジネス目的や直系家族の訪問、学術・公益目的、人道目的で韓国に入国する場合、自主隔離が免除されることになりますが、世界各地で新型コロナウイルスの変異株が拡大していることを受け、政府は、変異株の流行国を指定し、流行国からの入国者についてはワクチンを接種したかどうかにかかわらず、自主隔離させる方針を示しました。
この日新たに変異株の流行国と指定されたのは、インド、インドネシア、パキスタン、フィリピンの4か国で、これまでに合わせて21の国と地域が変異株の流行国に指定されています。