韓国の新型コロナウイルスの新たな感染者は、2日連続で700人台となりました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は1日までに新たに762人が確認され、累計で15万7723人になりました。
政府は当初、1日から制限を一部緩和した新たな社会的距離の確保措置に移行する予定でしたが、感染力の強いインド由来のデルタ株変異ウイルスの感染が国内で拡大傾向を見せていることから、首都圏を対象から除きました。
新たな感染者762人のうち、国内での感染は712人で、残りの50人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル322人、京畿道(キョンギド)245人、仁川(インチョン)30人と、首都圏だけで全体の80%に上りました。
一方、1日から1回でもワクチン接種をした人は、公園などの野外ではマスク着用の義務化が解除されます。
また、シンガポールや台湾、タイ、グアム、サイパンなど一部の国や地域に団体旅行で行くことができる、いわゆる「トラベルバブル」制度が1日から施行され、ワクチンを接種した韓国人や外国人には入国後の隔離措置の免除のための書類が発行されることになりました。