中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は2日までに、新たに826人が確認され、累計で15万8549人になりました。
1日当たりの新たな感染者数は前の日より64人多く、1月7日の869人以来、およそ半年ぶりに800人を上回りました。
新たな感染者826人のうち、国内での感染は765人で、残りの61人は海外からの入国者でした。首都圏を中心に集団感染が続き、首都圏の新たな感染者数は3日連続で全体の80%を超えています。
中央災害安全対策本部のチョン・ヘチョル第2次長は2日の会議で、「国民が家の外での活動を増やしているのは明らかで、感染力の強いデルタ株の感染者も増えているため、感染がさらに広がる可能性を強く懸念している」と述べました。
チョン氏はまた、「今週末、労働者団体がソウルで大規模な集会を開くとしており、懸念が高まっている。政府は、感染予防措置の違反を含め、共同体の安全を脅かす行為に対し、厳しく対応する」と述べました。
政府は、感染の勢いが収まるまで、感染拡大のリスクが高い地域を特別管理するほか、学習塾などに対する政府合同特別点検を行う方針です。
一方、2日までに新型コロナワクチンの1回目の接種を済ませた人は、総人口の29.9%に当たる合わせて1534万人あまりになりました。
2回目の接種まで済ませた人は、総人口の10%に当たる515万人あまりとなっています。