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社会

韓国の10万人当たりの自殺者数、2019年にも増加

Write: 2021-07-05 02:19:00Update: 2021-07-05 11:17:49

韓国の10万人当たりの自殺者数、2019年にも増加

Photo : YONHAP News

保健福祉部と韓国生命尊重希望財団が4日発表した統計によりますと、2019年の韓国の自殺者数は、前年より129人増えて1万3799人でした。
2019年の人口10万人当たりの自殺者数は、前年より0.2人増えて26.9人でした。
自殺者数全体に占める男性の割合は70.5%、女性は29.5%でした。
自殺した理由として、男性は10~30歳までは精神的理由、31~60歳は経済的理由、61歳以上は肉体的理由が多かった一方、女性はすべての年齢で精神的理由がもっとも多かったということです。
年代別の自殺者数は、50代が2837人でもっとも多く、10万人当たりの自殺率は80代以上(67.4人)、70代(46.2人)、60代(33.7人)の順でした。
韓国の2017年の人口10万人当たりの自殺者数は23人で、OECD=経済協力開発機構加盟国の平均11.2人よりも2.1倍高い結果となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年の自殺者数は暫定で1万3018人で、2019年よりも減少したとみられますが、感染症や地震、戦争など国家的な危機が発生すると社会的な結びつきが強まり、自殺者が減る傾向があるということです。
その一方で、新型コロナの影響で外出自粛が推奨され孤立した状況が続いたことなどが影響し、社会全体の憂鬱度を示す指数は高まっているため、新型コロナによる経済的・社会的影響が本格的に現れる2~3年後には自殺者が再び増加に転じる可能性があるということです。

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