韓国では15日から、韓国に入国するすべての韓国人・外国人に対してPCR検査の陰性確認書を事前に提出することが義務付けられます。確認書がなければ韓国行きの航空機に乗ることができないということです。
韓国政府は、新型コロナウイルスの変異ウイルス、デルタ株の流行を受けて、今月4日からインドネシアからの入国者はPCR検査の陰性確認書を事前に提出するように求めていますが、15日からはその対象がすべての国に拡大されます。
政府はこれまで、韓国人に対しては14日間の施設隔離の同意書を提出すればPCR検査を受けていなくても入国を許可していましたが、今後は現地での航空機搭乗の段階から制限されます。
政府はまた、変異ウイルスの国内への流入を防ぐため、インド、インドネシア、パキスタン、フィリピンなどデルタ株が流行している21か国に対しては、新規ビザの発給や航空便の運航を制限しました。
一方、変異ウイルスを早期に発見するため、各自治体で自主的にデルタ株の検査を行えるPCR検査が15日から2週間モデル運用されます。
地域内で感染者が発生した際に、デルタ株かどうかを自治体でまず確認し、疾病管理庁がDNA分析を行って最終的に確定する方法です。
中央防疫対策本部によりますと、ここ1週間(7月4~10日)で変異ウイルスに感染した人は536人で、累計で3353人です。
1週間の変異ウイルス感染者536人のうちデルタ株は374人で、全体の69.8%に上っています。