イギリス駐在韓国大使館に国連の専門機関の一つ「IMO＝国際海事機関」の韓国代表部が新たに設置されます。 
外交部と海洋水産部による発表によりますと、先月末に閣議を経て、改正・実施された大統領令「外交部とその所属機関の職制」などに従って、イギリス駐在韓国大使館がIMOの韓国代表部を兼ねることになったということです。
韓国は、1962年にIMOに初めて加盟していて、韓国代表部の設置は、加盟から59年となります。
金健（キム・ゴン）イギリス駐在韓国大使が、IMO韓国代表部の大使を兼任し、海洋水産部から派遣された職員が実務を担当することになります。
政府関係者は、「現在、イギリス駐在韓国大使館がIMO韓国代表部を兼ねることができるよう、手続きを進めている」と説明しています。
IMOは、船舶の安全および船舶からの海洋汚染の防止など、海事問題に関する国際協力を促進するための国連の専門機関として、1958年に設立されました。
ロンドンに本部を置き、現在、韓国を含む174か国が加盟しています。
IMOの事務局長は、2016年に就任した韓国の林基沢（イム・ギテク）元釜山（プサン）港湾公社社長が再任を果たし、2019年から2023年までの2期目を務めています。