文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、新型コロナウイルスワクチンについて、9月末までに3600万人が1回目の接種を受けるようにするとしていた政府の目標を、9月20日から始まる秋夕(チュソク、旧暦のお盆)連休前に達成できるようにしたいと、意欲を示しました。
文大統領は2日、大統領府青瓦台で開かれた首席秘書官・補佐官会議で、「明日には1回目のワクチン接種を受けた人が2000万人を超える見通しである」と述べました。
そのうえで、9月末までに3600万人が1回目の接種を受けるようにするとしていた政府の目標を、9月20日から始まる秋夕連休前に達成したいとして、「ワクチン接種のペースを上げるために最善を尽くす」と話しました。
また、来週から20代から40代を対象とする接種の予約が始まることについて、予約に不備がないよう、システムを整備し、公平な接種の機会が保障されるようにすると述べました。
文大統領はまた「ワクチンはコロナの感染を完全に防ぐことはできないが、重症化率や致死率を大きく下げているのは確かだ」として、ワクチンの接種は必要であると強調しました。