中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は4日までに新たに1725人が確認されました。
新たな感染者1725人のうち、国内での感染は1664人、残りの61人は海外からの入国者でした。
週末には検査件数が減るため、週明けの感染者数も少なくなる傾向にありますが、平日の検査件数が増えたことで感染者数も前の日より500人以上増えました。
地域別に見ますと、ソウル479人、京畿道(キョンギド)474人など1036人が確認され、全体の感染者数に占める首都圏の割り合いは62%に上っています。
首都圏以外では、慶尚南道(キョンサンナムド)113人、釜山(プサン)108人などでした。
新型コロナの感染拡大の勢いが収まっていないなか、政府の感染防止対策「社会的距離の確保」の現在のレベルの適用は、今月8日に終了します。現在首都圏は最高レベルの第4段階、首都圏以外の地域は上から2番目の第3段階が適用されています。
金富謙(キム・ブギョム)国務総理は4日に開かれた中央災害安全対策本部の会議で、「拡散状況をもう少し見守ったうえで、来週から適用する社会的距離のレベルを明後日決定する」と明らかにしました。
金国務総理は、「ここ1か月間、全国的に厳しい措置を取ってきた」とし、「実効性の観点で、分野別に改善すべき点があるか確認する」と話しました。
一方、新型コロナワクチンの接種は、4日までに総人口の39.3%に当たる2016万9592人が1回目の接種を済ませました。接種を完了した人は、総人口の14.2%の728万9659人となっています。
また、新型コロナワクチンの供給も順調に行われていて、4日の1日だけでファイザー製ワクチン253万回分、アストラゼネカ製ワクチン118万8000回分が導入される予定です。
政府によりますと、今月中に2860万回分のワクチンが導入されるということで、ワクチン接種に積極的に参加するよう呼びかけています。