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社会

セウォル号事故の特別検事捜査 証拠不十分で不起訴と結論 

Write: 2021-08-11 01:14:20Update: 2021-08-11 10:54:26

セウォル号事故の特別検事捜査 証拠不十分で不起訴と結論 

Photo : YONHAP News

セウォル号沈没事故の真相解明に向けた特別検事による3か月に及んだ捜査が10日終了し、特別検察官は、証拠や犯罪の疑いが見つからなかったとして、公訴しないと発表しました。
セウォル号特別検事捜査を担当した李賢柱(イ・ヒョンジュ)特別検察官は10日、セウォル号沈没事故の証拠改ざん疑惑について、疑惑を裏付けられる証拠や犯罪の疑いが見つからず、公訴しないことにしたと発表しました。
セウォル号沈没事故は、船内の監視カメラのデータのねつ造したなどの疑惑が上がり、2014年、事故発生当時の検察捜査に続き、国政調査や監査院の監査、特別調査委員会と大検察庁特別捜査団による調査など、今回の捜査を合わせて9回におよぶ調査・捜査が行われました。
5月からおよそ3か月にわたって行われた今回の捜査では、セウォル号の防犯カメラのデータ改ざん疑惑、セウォル号のブラックボックスにあたるDVR(デジタル・ビデオ・レコーダー)のすり替え疑惑、大統領府青瓦台など政府機関のDVRをめぐる対応の適正性の3つが主な焦点となっていました。
李特別検察官は、防犯カメラのデータ改ざん疑惑やDVRのすり替え疑惑について、いずれも疑惑を裏付ける証拠がないとし、政府機関の対応の適正性については、政府関係者の職権乱用や職務放棄などの、不適切な行為は確認されたなかったと説明しました。
李特別検察官は「真相究明に向け最善の努力を尽くした。今回の捜査で疑惑が解消されることを望む」と話しています。

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