厳しい暑さが続く今年の夏、熱中症とみられる人の救急搬送が、去年より2.6倍に増えたことがわかりました。
疾病管理庁によりますと、ことし5月20日から今月7日まで、 熱中症で救急搬送された人は1212人を数え、去年の同じ時期に比べると2.6倍となりました。
熱中症によって死亡した人は18人で、2011年に熱中症による救急搬送人員の調査を開始して以来、2018年の48人に次いで、2番目に多くなりました。
熱中症が起きた場所をみますと、建設現場などの屋外の作業場が40.3%と最も多く、道端が10.6%、畑や田んぼが10.3%、公園や運動場が4.0%でした。
疾病管理庁は、猛暑は当分続くと予想されるため注意が必要だとし、特にお年寄りや子供は熱中症にかかりやすいため、昼間はできるだけ外出を控え、適切に水分補給をするなど、熱中症対策に注意するよう呼びかけました。