中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は18日までに、新たに1805人が確認され、累計で22万8657人になりました。1日の新たな感染者数は、独立記念日「光復節」の連休期間中に検査数が減ったことが影響して週明けには減少傾向にありましたが、3日ぶりに再び1800人台になりました。
そのため政府は、今週の感染傾向を見守ったうえで、来週から適用する政府の感染防止対策「社会的距離の確保」の調整案を確定する方針です。
首都圏では最高レベルの第4段階が6週間続けて維持されており、首都圏以外の地域でも上から2番目の第3段階が4週間適用されています。
新たな感染者1805人のうち、国内での感染は1767人で、残りの38人は海外からの入国者でした。地域別には、京畿道(キョンギド)509人、ソウル507人、仁川(インチョン)91人と、首都圏で全体の62.6%の合わせて1107人でした。
重症患者は12人増えて366人で、先月31日から19日連続で300人を上回っています。
一方、ワクチン接種を行っていない若年層のなかで、重症化しているケースが最近増えているため、政府は新型コロナワクチンを接種するよう改めて呼びかけています。
金富謙(キム・ブギョム)国務総理は18日、中央災害安全対策本部の会議で「国民の46.3%が1回目の接種を終えた」としたうえで、「ワクチン接種は感染のリスクを下げるだけでなく、重症化率や致死率を大きく下げるという点で十分効果がある」と強調しました。