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韓国の野党議員が独島(日本で言う竹島)を訪問したことについて、日本政府が外交チャンネルを通じて抗議し、再発防止を求めました。
日本外務省は17日、報道資料を発表し、事前に抗議したにもかかわらず韓国の国会議員が独島に上陸したため、韓国政府に抗議したと明らかにしました。
外務省の船越健裕アジア大洋州局長は、在日韓国大使館の金容吉(キム・ヨンギル)次席公使に、在韓日本大使館の熊谷直樹総括公使は外交部の李相烈(イ・サンリョル)アジア太平洋局長に15日、韓国の最大野党「国民の力」の洪碩晙(ホン・ソクジュン)議員が独島に上陸したことについて遺憾の意を伝え、再発防止を求めました。
船越局長は17日、金公使に電話で抗議し、「歴史的事実に照らしても、国際法上も、竹島が明らかに日本固有の領土であることに鑑み、上陸は到底受け入れることはできず極めて遺憾だ」と述べたということです。
これに対して金公使も、「独島は歴史的・地理的・国際法的にも明白な韓国の固有の領土だ」とし、日本側の再発防止要請などを一蹴したと伝えられています。
これを前に日本政府は、韓国の海洋水産部が独島の様子をライブ映像で配信する「独島総合情報システム」の運営について、今月5日、外交チャンネルを通じて遺憾の意を表明し、中断を求めています。