韓国の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種率は、今のところ21%にとどまっていますが、接種率が50%を超える国に比べて、死者数と感染者数ははるかに少ないことがわかりました。
中央防疫対策本部が19日、明らかにしたところによりますと、8月9日から15日までWHO=世界保健機関に報告された資料を分析したところ、韓国は、新型コロナによる死者数が人口100万人当たり0.7人となっています。
接種率が50%を超える国の100万人当たりの死者数をみると、接種率50.3%のアメリカは12.8人、62.5%のイスラエルは8人、59.5%のイギリスは9人などとなっていて、韓国をはるかに上回っています。
また、人口100万人当たりの1週間の感染者数は、韓国が253人で、イスラエルの4000人やイギリスの2900人、アメリカの2600人をはるかに下回っています。
致死率でも、韓国はイスラエルに次いで2番目に低くなっています。
新型コロナウイルス感染症の拡大は続いていて、世界全体の新たな感染者数は8週間連続で増加しています。