新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受けて、政府は、22日に終了する現行の感染防止対策「社会的距離の確保」のレベルを再び延長することを決めました。
夏休みシーズンに人の移動が増えた影響が引き続き表れる可能性があり、感染規模はさらに拡大する恐れがあります。
これを受けて、政府は感染防止対策「社会的距離の確保」のレベルを来月5日まで2週間延長する方針を決めました。
現行のレベルは、首都圏は最も高い第4段階、首都圏以外の地域は原則第3段階となっています。
第4段階での飲食店・カフェの営業時間は、現行の午後10時までから午後9時までに短縮されます。
ただ、午後6時以降の私的な集まりは2人までとしていましたが、飲食店・カフェに限り、ワクチン接種者2人を含む4人までの会合を認めるということです。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は20日までに新たに2052人が確認され、これまでで3番目に多くなっています。
政府は、1日2500人以上の患者が発生し続けた場合、今の医療システムでは対応が難しくなるおそれがあるとして、行政命令によって765病床をさらに確保する方針です。
韓国では9日から18歳から49歳までのおよそ1620万人を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種の事前予約が行われています。
政府は9月末までに人口の70%に当たる3600万人が1回目の接種を受け、人口の47%に当たる2400万人が接種を完了すると見込んでいます。