社会
コロナで過重労働の医療従事者 処遇改善を要求
Write: 2021-08-27 01:49:37 / Update: 2021-08-27 11:42:57
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、医療従事者の過重労働が深刻化しているなか、大韓看護協会は26日、声明を出し、医療人材を速やかに拡充するなどの処遇改善を政府に求めました。
大韓看護協会は声明で、「韓国で新型コロナウイルスの最初の感染者が発生してから1年7か月が経った今この瞬間にも、看護師を含む医療現場の労働者は、コロナと死に物狂いで戦っている」と述べたうえで、「コロナの大流行によって労働が過重になり、もやは使命感だけでは耐えられなくなっている医療従事者の現状に対して、政府と国会は目をそらしてはならない」と訴えました。そして、人材の拡充と医療システムの充実を求めました。
具体的には、▲新型コロナ治療病院の人員基準を設けること、▲職種別適正人員基準を設け、看護師一人が担当する患者の数を法制化すること、▲看護看病統合サービスの拡大、▲教育担当看護師に対する支援制度拡大、▲PA(フィジシャンアシスタント)看護師など、医療法上無免許の医療行為と定めている行為に対する解決策を設けること、▲医師の枠拡大と公共医学大学の設立です。
コロナ対応を続ける看護師などでつくる保健医療労働組合は、医療従事者の処遇が改善されない場合は、来月、ストライキに突入すると予告しています。
大韓看護協会は、「保健医療労働組合が、ストライキという結論を出さないよう、政府は、具体的な対策を講ずるべきであり、汗と涙を流して持ち堪えてきた医療従事者の悲痛の叫びに直ちに答えるべきだ」と述べました。
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