世界で最も長い歴史を誇る映画祭、ベネチア国際映画祭が現地時間の1日開幕し、11日まで行われます。
映画「パラサイト 半地下の家族」でアカデミー賞の作品賞や監督賞を受賞し、映画界の巨匠の仲間入りを果たしたポン・ジュノ監督が、韓国人としては初めてコンペティション部門の審査委員長を務め、再び世界の映画界の注目を受けました。
78回目を迎えるベネチア国際映画祭の最高賞「金獅子賞」を競うコンペティション部門には、21本が選出されましたが、韓国映画は選ばれませんでした。
一方で、韓国人女優のチョン・ジョンソが主演を務めたハリウッド映画「モナリザとブラッド・ムーン(Mona Lisa and the Blood Moon)」がコンペティション部門に選ばれました。
映画「モナリザとブラッド・ムーン」は、アメリカ・ニューオリンズを背景に、非凡ながらも危険な力を持つ少女が精神病院から脱出して繰り広げるストーリーを描いています。
また、2017年にVR=仮想現実映画の「東豆川(トンドゥチョン)」でベネチア映画祭のベストVRストーリー賞を受賞したキム・ジナ監督のVR映画「逍遥山(ソヨサン)」が、再びVRのコンペティション部門に選ばれました。
映画「逍遥山」は、米軍慰安婦を監禁して治療した「モンキーハウス」という収容所に焦点を当てた作品です。