新型コロナウイルスの新たな感染者は連日1000人台から2000人台が続いていますが、政府は、今月18日からの旧盆の秋夕(チュソク)連休に適用される特別感染防止対策を3日に発表することにしています。
一方、ワクチン供給に支障が生じていたモデルナ製ワクチン101万回分が2日午後、韓国に到着し、今週までに合わせて600万回分が韓国に到着する見通しです。
また、ルーマニア政府が韓国に提供するとしたワクチン150万回分のうち52万回分のファイザー製ワクチンも、2日韓国に到着します。
韓国でのワクチン接種は、18歳から49歳までの年代を中心に速度が上がっていて、秋夕連休が始まる前にワクチン接種を希望する人は、2日までに予約すれば接種できるということです。
現時点で1回目の接種を完了した人は人口の57.4%に当たる2945万人あまりで、接種完了者は人口の31.7%の1628万人あまりです。
政府の目標を達成するためには、秋夕連休までに655万人が1回目の接種を受ける必要がありますが、ワクチン供給が順調に進めば十分可能だということです。
一方、新型コロナウイルスの感染者は2日までに新たに1961人が確認され、58日連続で4桁を記録したほか、感染者に占める首都圏の割合も再び70%を上回りました。
重症患者は371人、死者は11人増えて2303人となりました。
政府は、感染対策の「社会的距離の確保」のレベルの調整や、秋夕の連休に備えた特別感染防止対策をまとめて、3日に発表する方針です。