金富謙(キム・ブギョム)国務総理は、ワクチン接種を終えた人だけに建物などへの出入りを許可するいわゆる「ワクチンパス」制度の導入と関連して、未接種者に対する差別が発生しないようにすることが重要だと強調しました。
金総理は5日、中央防疫対策本部で開かれた会議で「未接種者に対する差別が発生しないようにすることも重要だ」として、「発足予定の日常回復諮問委員会で十分な意見聴取を行い、社会的合意がなされるよう関係省庁であらかじめ対策を準備してほしい」と呼びかけました。
金総理はまた、「ワクチンパスをめぐる様々な誤解や間違った報道により、国民が懸念することがないようにする」とも付け加えました。
一方、金総理は、流行の「第4波」で感染した人の92%がワクチン接種を受けていなかったことに触れながら、ワクチン接種の増加を図るとともに、今後も油断をせずに感染防止対策を日常の生活のなかに取り入れることに努めるべきだと呼びかけました。