韓国政府は、CPTPP=環太平洋パートナーシップ協定への加盟を積極的に検討していることを明らかにしました。
産業通商資源部は7日、 製造業界の関係者らとCPTPPの加盟について話し合うための懇談会を開催しました。
産業通商資源部は、先月、中国と台湾がCPTPPへの加盟を表明したことで、CPTPPに対する関心が最高に高まっているとして、韓国製造業のサプライチェーンの高度化やアジア太平洋地域の貿易においてリーダーシップの確保を図るためにも、韓国がCPTPPへの加盟を積極的に検討する必要があるとしています。
懇談会に出席した製造業界の関係者らは、CPTPPへの加盟はメキシコとのFTA＝自由貿易協定に匹敵する効果が見込めるうえ、ベトナムやマレーシアといった「新南方市場」との関係拡大により製造業の輸出拡大にも役立つと評価しました。
2018年12月に発足したCPTTPには、日本やオーストラリア、メキシコなど11か国が加盟していて、先月中国と台湾が相次いで加盟を表明したことで、アジア・太平洋地域の通商環境が急変する可能性があります。
産業通商資源部は14日に半導体、バイオ、デジタル業界などを対象にCPTPP関連の懇談会を開くなど、各業界にヒアリングを行い、CPTPP加盟を呼びかける方針です。