中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は11日までに、新たに1297人が確認され、累計で33万2816人になりました。
1日の新たな感染者数は3日連続で2000人を下回っています。
死者は8人増えて、合わせて2583人になりました。
政府は、感染を予防しながら日常生活を送る、いわゆる「ウィズコロナ」を準備するため、政策諮問会議の日常回復委員会を立ち上げ、13日から活動を始めることになりました。
日常回復委員会は、政府だけでなく、民間も参加する諮問会議です。
政府は、この委員会でまとめた意見を踏まえて、今月中に、段階的な日常回復に向けたロードマップを策定します。
これを前に政府は来月の感染防止対策について、重症患者の治療を中心とする段階的日常回復に切り替える方針を発表しています。
日常回復の目安として、国民の70%(18歳以上は80%)以上が接種を完了し、高齢者層は90%以上が接種を完了することを挙げています。
新型コロナワクチンの2回目の接種まで完了した人は、10日までに総人口の59.3%となっています。
保健当局は、ワクチン接種を完了した人は、新型コロナに感染すると、重症化する確率が0.66%、致死率は0.17%にまで低下するとして、ワクチンの接種を呼びかけています。