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社会

相続による貧富格差 20代でさらに広がる

Write: 2021-10-11 12:30:39Update: 2021-11-04 16:17:41

相続による貧富格差 20代でさらに広がる

Photo : Getty Images Bank

韓国では、2~30代の若い世代の間で資産格差が広がっていて、なかでも20代では、相続による貧富の格差が広がっていることがわかりました。 
与党「共に民主党」によりますと、統計庁の家計金融福祉調査の結果を分析したところ、去年の時点で、世帯主の年齢が20代と30代の世帯の平均資産は、おととしに比べて2200万ウォン増えて、3億1849万ウォンだったということです。
しかし、このうち下位20%の平均は、おととしに比べて64万ウォン増えて2473万ウォンだったのに対して、上位20%の平均は7031万ウォン増えて8億7044万ウォンと、資産の格差はさらに広がりました。
年齢別に見ますと、20代の下位20%の平均資産は、おととしに比べて115万ウォン減って844万ウォンだったの対して、上位20%は817万ウォン増えて3億2855万ウォンと、30代より資産の格差が大きくなっていました。
一方、所得格差は20代より30代の方が大きくなっていました。
分析結果を発表した共に民主党の議員は、「20代の世帯の資産格差は、所得格差によるものではなく、相続によるものであることを示している。親の財力によってスタートラインが異なるため、富める者はさらに富み、貧しい者はさらに貧しくなっている。こうした格差の世代を超えた連鎖は断たなければならない」と指摘しました。

★2021年11月4日修正

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