韓国政府は新型コロナウイルスの感染防止対策を11月から「段階的な日常への回復」、いわゆる「ウィズコロナ」にシフトすることに決めていますが、ウィズコロナの開始時期を大学入学試験が終わる11月18日以降に延期してほしいという請願が提出されました。
大統領府青瓦台の国民請願掲示板に、ウィズコロナの時期を大学入試センター試験に当たる大学修学能力試験以降に延期してほしいという内容の書き込みが10日、掲載されました。
請願者は「ウィズコロナが始まったら感染者が増加して、これまで頑張ってきた受験生が被害を受けかねない」として、「11月９日からウイズコロナが始まると報じられているが、11月18日に大学修学能力試験が行われる予定なので10日ほど延期してほしい」と主張しています。
鄭銀敬（チョン・ウンギョン）疾病管理庁長は７日、国会で行われた国政監査で「11月の第２週からウィズコロナに向けた防疫システムへとシフトできるだろう」と述べましたが、具体的な日にちは明らかにしませんでした。
2022年度大学修学能力試験は11月18日に行われる予定で、全国の高校３年生など受験生に対するワクチン接種は完了しています。