政府の感染対策「段階的な日常回復」の第1段階が来月1日から始まります。
金富謙(キム・ブギョム)国務総理は29日に開かれた中央災害安全対策本部の会議で、「来月1日から段階的な日常回復の第1段階に入る」と発表しました。
金総理は、「これまで共同体の安全のために、苦痛を耐えてきた小規模事業者の回復が急がれる。営業時間の制限などを大幅に緩和する」としました。
また私的な集まりの人数制限も緩和され、新型コロナワクチンの接種に関係なく首都圏は10人まで、首都圏以外は12人まで集まることができるようになります。
ただ、飲食店やカフェは、マスクを外して飲食するため、感染リスクが高いことから、ワクチン接種を完了していない人の集まりは4人までとしました。
遊興施設や室内体育施設など感染リスクの高い施設を利用する際には、接種証明書やPCR検査の陰性確認書の提示が必要となります。
政府は、「段階的な日常回復」を3段階に分けて進める方針で、第1段階を4週間実施し、感染状況を見ながら第2段階への移行を決めることにしています。
一方、中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は29日午前0時までに、新たに2124人が確認されました。
このうち国内での感染は2094人で、のこりの30人は海外からの入国者でした。
死者は9人増えて、合わせて2817人になり、韓国の致死率は0.78%になっています。