政府の感染対策「段階的な日常回復」が来月から始まりますが、全国の幼稚園、小中学校、高校では、来月22日から、全面的な登校授業が始まることになりました。
兪銀恵(ユ・ウンヘ)社会担当副総理兼教育部長官は29日の会見で、段階的な日常回復の教育分野における推進策を発表しました。
それによりますと、大学入試センター試験に当たる大学修学能力試験日の翌日の来月22日から、全国の幼稚園、小中学校、高校で全面的な登校授業を実施するということです。
ただ、地域の状況を踏まえて、小学校3年から6年までは定員の4分の3、中学校と高校は3分の2まで人数制限を置くことができます。
またこれまで中止となっていた幼稚園の外遊びや小中学校、高校のグループ学習、討論授業などの活動も再開されます。
一方、大学は来年の新学期から、全面的な対面授業を再開するため、すべての学校の授業の正常化は来年からとなりました。
兪副総理は、「学校での日常回復の軸となるのは、新型コロナと上手く付き合いながら、児童、生徒、学生の安全を守り、教育活動を正常化するということで、来年の新学期からの完全な正常化を目指して段階的に進めていく」としています。