韓国では、年齢層が高く政治的に保守的であるほど、動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じたニュース視聴率が高いことがわかりました。
韓国言論振興財団は、イギリス・オックスフォード大学のロイタージャーナリズム研究所が46か国を対象に行ったデジタルニュースの利用形態調査のデータを基に分析したレポートを1日、発表しました。
それによりますと、韓国はユーチューブを通じたニュース視聴率が44%で、46か国の平均(29%)より高く、とくに年齢層が高く政治的に保守的であるほど視聴率が高くなっていました。
46か国全体では平均的に年齢が低いほど視聴率が高い傾向にありましたが、韓国では60代以上の視聴率が50%で20代(40%)よりも高くなっていました。
政治的傾向別には、保守派が57%で革新派と中道派の合計を上回っていました。
その反面、ポッドキャストは、年齢層が低く政治的傾向が革新的であるほどニュース視聴率が高くなっています。
一方、新型コロナウイルス関連のフェイクニュースの流通経路として懸念されるプラットフォームに関する質問では、ユーチューブが34%で最も多く、ポータルサイト11%、フェイスブック10%の順となっていました。