韓国で新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人は総人口の75.7%となりました。
新型コロナウイルス予防接種対応推進団によりますと、3日午前0時までにワクチン接種を完了した人は人口の75.7%に当たる3889万5232人で、1回目の接種を終えた人は人口の80.4%に当たる4126万9453人となっています。
また、中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は3日午前0時までに、新たに2667人が確認され、累計で37万640人になりました。
2667人は過去4番目の多さで、2500人を上回るのは9月30日以来となります。
また、1日当たりの新たな感染者数は前日の1589人から1078人増えました。
前日に比べた新たな感染者数が1000人以上増えるのは初めてです。
亡くなった人は前日から18人増えて合わせて2892人で、韓国国内の平均致死率は0.78%となりました。
重篤・重症患者は378人で、前日より31人多くなっています。
防疫当局は1日から新型コロナの新たな感染予防体制「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」が始まり、感染拡大への警戒が薄れたことに加え、人の集まりが増えている影響が今週から出るとの見通しを示しています。
中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は3日、ワクチンの接種完了後に陽性となる「ブレークスルー感染」の比率が上がっていることについて、「国内の接種完了率が75%を超えているため、全体の感染者に占める接種完了者の割り合いも上がるのは当然だと考えている。ブレークスルー感染しても、重症化や入院のリスクはおよそ90%低下することが確認されている」と説明しています。