ディーゼル車に必要な尿素水の品薄現象を解消するため、政府は中国側に輸出前の検査手続きを早期に進めるよう求めています。
外交部の報道官は4日の記者会見で、尿素水の品薄現象について、「中国との様々な外交チャンネルを通じて、輸出前の検査手続きを早期に進めるなど、韓国側が希望する内容を継続して具体的に提示している」と話しました。
また、中国にある在外公館が、円滑な検査と手続きの進行をはじめ、契約済みの尿素水の早期搬入に向け、現地でサポートしているということです。
外交当局者もこの日、中国にある在外公館と、在韓中国大使館を通じて具体的な懸念事項を伝えたと説明しました。
最近、貨物トラックのようなディーゼル車を走らせるのに必要な尿素水の品薄減少が発生したことで、物流への影響などが懸念されています。
尿素水は、ディーゼル車から排出される発がん性物質である窒素酸化物を水と窒素に変える成分で、トラックなどへの設置が義務付けられている窒素酸化物低減装置に必要な必須品目です。
韓国は、尿素水の原料である尿素の3分の2を中国から輸入していますが、最近中国が尿素の輸出前検査を義務付け、尿素の需給に支障が出ています。
外交部当局は、中国のこうした措置について、「中国政府の立場からするとこの問題は、尿素の原料である石炭価格の上昇や電力不足につながるものだ。中国政府も輸出前検査について、輸出量を適切に調整するためであり、輸出を統制するためではないと話している」と明らかにしました。
新たな輸入先については現在検討中だということで、他の地域からの輸入が可能であるかについても、在外公館を通じて確認していると説明しました。