政府は、新型コロナウイルスの一日の感染者が7000人まで増加する状況に備えるため、5日、首都圏地域に病床を確保する行政命令を出しました。
保健福祉部の柳根赫(リュ・グンヒョ)第2次官は5日、政府庁舎で開かれた中央災害安全対策本部の会議で、「1日に1万人の感染者が発生しても対応できる水準まで病床を確保する」と話しました。
そのうえで、「在宅治療の管理体系もより改善する」とし、「現在の運営実態を全面的に見直し、対象者の選定と治療品の支給、健康状態のモニタリング、非常時の移送体系にいたるまで、細かく迅速に整備する」と強調しました。
また、「在宅治療は段階的な日常の回復が進むにつれ拡大していく」とし、「現在は病床に多少余裕がある首都圏以外の地域の自治体も、専門スタッフの確保や協力医療機関の指定など、在宅治療体系の構築と運用を急いでほしい」と要請しました。
そして、最近70代以上の感染者の77.4%がブレイクスルー感染であることが確認されているため、高齢層の追加接種も急がれると強調しました。
一方、新型コロナウイルスの感染者は5日午前0時までに新たに2344人が確認され、3日連続で2000人台となりました。
このうち、国内での感染は2324人で、のこりの20人は海外からの入国者でした。
重症患者は17人増えて382人、死者は20人増えて、合わせて2936人となりました。前日の4日には、1月12日以降もっとも多い24人の死者が確認されています。