慰安婦被害者の日常と証言などを紹介する展示が、10日から大邱(テグ)にある「ヒウム日本軍慰安婦歴史館」で行われます。
今回の展示について女性家族部は、被害者の暮らしと証言を時間と空間を繋げることで立体的に具現したことに意味があると説明しました。
展示は、被害者の「過去」と「現在」、「未来」で構成され、歴史的な資料や写真、年表などが展示されます。
また、人工知能(AI)技術を活用して具現された被害者の証言が展示されるということで、なかでも、故・文玉珠(ムン・オクジュ)さんの生前のインタビューや未公開の証言なども公開されるということです。
ほかにも、仮想現実(VR)技術を通じて、被害者たちが暮らしてきた空間などを紹介するほか、人工知能技術を用いて慰安婦被害者と対話できる体験型のコンテンツも用意されています。
女性家族部の鄭英愛(チョン・ヨンエ)長官は、「今回の展示は、慰安婦被害者の痛みに接し、記憶し続けていく機会を設けるという点で意味がある」と説明しました。
展示は12月末まで無料で行われ、11月20日からは韓国語・日本語・英語の3か国語でオンライン展示も行われる予定です。