京畿道(キョンギド)金浦(キンポ)市北東の漢江付近と南西の海岸で、南北分断後に設置された軍の鉄柵の撤去作業が始まりました。
金浦市は10日、「漢江鉄柵撤去事業」の開始に合わせ、これを記念する行事を開催しました。
鉄柵撤去事業は、来年まで金浦北東の漢江区間8.7キロと南西の海岸沿いの塩河(ヨマ)区間6.6キロで行われます。
この区間は、南北分断後に軍の鉄柵が設置され、50年間市民の出入りが制限されてきました。
金浦市は、漢江区間と塩河区間の鉄柵のほとんどを撤去したあと、散策路や自転車専用道路を設置する方針です。
また今後、金浦大橋から一山(イルサン)大橋の8.4キロ区間に残っている鉄柵も撤去し、市民ための憩いの場を造成する計画です。
金浦市の鄭夏泳(チョン・ハヨン)市長は、「鉄柵の撤去は、漢江河口一帯の歴史と繁栄を取り戻し、南北で合意した共同綱領と協力の新たなきっかけをつくることだ」とし、「今後も鉄柵撤去を進め、観光ルート作りを進めていく」と述べました。