メニューへ 本文へ
Go Top

国際

欧州医薬品庁 韓国セルトリオンのコロナ抗体薬の承認を勧告

Write: 2021-11-12 10:48:36Update: 2021-11-12 11:48:45

欧州医薬品庁 韓国セルトリオンのコロナ抗体薬の承認を勧告

Photo : YONHAP News

EU=ヨーロッパ連合のEMA=欧州医薬品庁は11日、主に発症初期に投与する新型コロナウイルスの抗体治療薬2種類の販売承認を勧告したと発表しました。
承認勧告が出たのは、韓国バイオ医薬品企業セルトリオンの治療薬「レグキロナ」と、アメリカのバイオ医薬品企業リジェネロン・ファーマシューティカルズとスイス製薬大手ロシュが共同開発した抗体カクテル治療薬「ロナプリーブ」で、EU域内での広範な使用に向けた道が開かれる見通しとなりました。
EUで特定の抗原を狙い撃ちする「モノクローナル抗体」による治療薬の承認が勧告されたのはこれが初めてです。
EMAの傘下にある研究機関は、「レグキロナ」について新型コロナに感染して重症化する恐れが高い成人の治療に対する使用を承認するよう勧告しました。
「ロナプリーブ」は同様の症状を持つ成人と若年層を対象とします。
「レグキロナ」と「ロナプリーブ」は現在、正式な承認申請の評価が行われていて、欧州委員会が今後、正式に承認する見通しです。
「レグキロナ」は、ことし9月に韓国で承認を獲得し、これまでに国内で2万人あまりの患者に投与されていて、インドネシアとブラジルでは緊急使用承認を受けています。
アメリカのメルクやファイザーも飲み薬の形の治療薬を開発し、当局の審査を申請していて、ワクチン接種率が高いアメリカやヨーロッパなどで感染が再拡大する様相となっているなか、治療薬の相次ぐ登場が新型コロナの大流行に対抗する有望な手段になるか注目されます。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >